肩こりについて

怪我などに見舞われていないのにも関わらず、肩の付近はもちろん首から頭部にかけてまで違和感や痛みを覚えるのが肩こりです。

原因と症状

肩こりの原因は、首に負担が掛かりやすい二足歩行という人間の骨格が主な原因で、更に姿勢の変化が少ないことが症状に拍車を掛けます。筋肉は動かさないと硬くなり、血行が悪化して疲労物質の蓄積が起こります。その結果、余計に血液の循環が悪くなったり、末梢神経を傷つけることになります。

また、血行不良は栄養不足を招きますから、筋肉に必要な栄養や傷ついた血管を修復する為の栄養が行き届かなくなるわけです。肩こりはデスクワークやドライバーなど、長時間同じ姿勢を続ける人に発症しやすいです。
それから体を歪ませる脚を組むなどの姿勢や、かばんを同じ方の肩に掛ける人も注意が必要です。冷房に当たるなどして体が冷えても肩こりは悪化するので、体を冷やさないように気をつけたいところです。

ストレスや緊張も肩こりに良くありませんから、心当たりがある人はリラックスを心掛けることが大事です。肩こりの症状は肩の痛みや痺れが中心で、頭痛がしたり首筋、背中が痛くなることもあります。眼精疲労が招く肩こりもありますから、画面とにらめっこする作業には気をつけましょう。適度に休憩をはさみ立ち上がって遠くを見たり肩を回す、このような血行不良を避ける工夫が肩こりの予防や改善に繋がります。